【症例紹介】坐骨神経痛に加え寝違え・ぎっくり首でも悩んでいたM様50代女性

もともと坐骨神経痛をお持ちだったのが、寝違え・ぎっくり首になり、痛みで悩まれていた60代女性が健優館横須賀整体術にいらっしゃいました。

この方の症例・改善事例をご紹介します。

目次

当院に来た時の状態

左右の首の寝違え、ぎっくり首になっていました。

首、肩、肩甲骨にかけて強い痛みがある、3日前から痛み始めて徐々に酷くなり寝返り、寝起きが大変で5分かかる、物を飲むのも痛い、何をするのもズキズキと痛い、歩くのも痛くてゆっくりになる、鎮痛剤もやや痛みが治まる程度。

レントゲン検査では異常なしで、整骨院の電気療法で最大にしても痛くない。

12日後に息子さんの結婚式でどうしてもそれまでに何とかしたいとのことで、今までは腰痛で通院していましたが急きょ寝違えの施術に変更しました。見ていても辛そうで重症レベルでした。

体の検査

頭の位置がやや前傾し右肩が下がっていて、右に傾く姿勢になっていました。

確認動作をすると前後左右と首を少し動かすだけで痛みがあり、後ろ反りはほぼできない状態でした。

施術プラン

当院ではトリガーポイント整体で日常生活に支障がないレベルにしていきます。

1:トリガーポイントとは引き金という意味で分かりやすく言えば症状の原因となる凝りのことです。

2:トリガーポイントの特徴 拡散痛、放散痛
他の場所や奥に響く・伝わるなどの痛みなどの波及する反応が出る。

寝違えだと背中を押圧すると首肩に響く、肩を押圧すると首に伝わるという感じです。

3:トリガーポイントの特徴 再現される反応
その拡散痛・放散痛が辛い症状と同じ痛み、しびれが再現される。

または気になる場所に何かしらの反応がでると「それだっ」「ああぁそこそこ」「それが原因だったのか」と実感できます。

当院ではトリガーポイント整体で症状の回復を図るので、トリガーポイントが原因という考え方です。

治療院はそれぞれの解決策がありそれを元に原因と判断します。

Mさんの場合は首肩背中の痛みが再現される反応が出れば原因と判断できますので、それをMさんと一緒に探していきます。

はじめはとても痛み反応が強いのですが、繰り返し施術することで徐々に慣れてきて、これが解れてきたという目安になります。

少し動くだけで強い痛み、寝起きや寝返りの酷い痛みがあるので、日常生活に支障がある症状を12日後の結婚式に間に合うように回復を目指しました。

施術

うつ伏せになるのもひと苦労でした。

首から背中にかけて広い範囲で症状があり特に首と頭の境目に強い痛みを感じていました。

後頸筋群(首と頭の境目)の押圧

様子を見ながら患部を探していくと、Mさん「おでこにズーンと響きますぅぅ」という反応。

今回は頭痛はなかったのですが、おでこにトリガーポイント反応がでました。

離す時にズキンと痛みます。症状の原因に当たるとこの様な反応が出ることがあり、それだけ酷く深い凝りがあると考えられます。

肩凝りの代表的な斜角筋(首と肩の境目)の押圧

斜角筋に押圧をすると、Mさん「ああぁ背中に響きますぅぅ」という反応。

肩甲骨と背骨の間の深い所にズーンとしたトリガーポイント反応があるので、首の境目と背中を同時に押圧すると、Mさん「ああぁそこそこ解れる痛みだから押して欲しい」

少しずらして僧帽筋(首、肩、背中まで広がる筋肉)肩寄りの押圧をしました。
Mさん「それが肩凝りの悪い所です」

他の所には反応が出ませんが、奥に響くいわゆる肩凝りの原因でここを押されると頭を後ろに倒すことがやりにくくなります。

僧帽筋の肩甲骨と背骨の間の押圧

肩甲骨と背骨の間を押圧すると、Mさん「ううっ肩に響きて手もしびれる感じ」という反応。

押している所も強い痛みが伴いここも頭を後ろに倒すことに影響する所です。

施術による変化

1~2回目までは左の首、肩、背中が辛くて、3回目は左右両側、4~5回は右側と訴える症状が変化していきました。

元々は首・肩・背中の全体的な症状を訴えていて、特に左が強かったので左から優先的に施術しほぐすことで、症状の順番が変化していきました。

ぎっくり首・急性痛の場合は酷い症状の割には長続きしないことが多いのですが、日常生活に影響がある場合は当院では毎日もしくは1~2日置きの集中施術をお勧めしています。

Mさんも息子さんの結婚式が控えていたので、1日置きで5回の施術で症状レベル5~7まで回復(10がベスト、0がワースト)。

何か拍子にまだ痛みがあるけど、痛みの出る頻度と痛みの強さが減少している状態で、Mさん「これなら何とか結婚式に行けそう」と結婚式に臨まれました。

私もこの言葉でほっとしましたが、後は本場でどうなるか?

今回の症状の原因

ぎっくり首・急性痛の場合はいきなり酷い症状が出るので、直近で「何かやってしまった?」と思いがちですが、ほとんどの場合は蓄積された疲労が限界を超えて爆発した感じですね。

本人の自覚症状と実際の疲労との差があると急性痛となります。

Mさんは後頸筋群(首と頭の境目)、斜角筋(首と肩の境目)、僧帽筋の施術で症状が再現されるトリガーポイント反応が出ました。

これらが原因と判断し繰り返しアプローチすることで症状が回復しました。

まとめ

M様は10日後に来院されました。

Mさん「先生のおかげで薬も忘れても平気。着付け、式、披露宴と着物で6時間過ごしたけど無事に済みました

急性痛の場合は長続きしないと始めにお伝えしましたが、日常生活もままならない酷い症状なのと12日間という制限時間があったので私も間に合うかドキドキしました。

施術間隔を詰めて頂いたのと施術の反応も良かったので、順調に回復して息子さんの結婚式も問題ない症状レベルで無事に済んで本当に良かったです。私も「ほっ」としました。

Mさんのように皆様はそれぞれの治したい理由があります。

いわゆるゴール設定でこれをしっかりと聞き取ること、それに間に合うように回復するのも当院の思いなので無事に遂行できて安心しました。

  • URLをコピーしました!
目次