メンテナンス整体とは
メンテナンス整体は「痛みが改善後に、痛みが再発しない体を維持する」ための整体です。
強い症状がとれると良くなった気がしますが、これは顕在痛といって意識のある痛みが良くなっただけで、あくまで「一時的な改善」でありプラスマイナスゼロに戻った状態です。
仕事や日常生活の負担がとれたわけではないので、施術を停止するとこのままでは半年後に再発してしまうこともあります。
メンテナンス整体は、顕在痛が取れたプラスマイナスゼロの状態から、プラスに変えて症状が再発しない体を作るための施術です。
メンテナンス整体の2つの目的
①潜在痛ケア
ほとんどの方はいきなり酷い症状になったのではなく、それまでに体が怠い・重い・疲れやすい・引っかかるなどの、何かしらの違和感、不快感があったと思います。これは潜在痛の仕業です。
痛みは自覚のある顕在痛と痛みのない潜在痛に分けられます。
潜在痛は自覚症状がありませんが、押圧されるとズーンと響たり関連痛が出たりして、普段は分からない隠れた凝りです。
潜在痛(未病)が酷くなったのが顕在痛(症状)と考えています。
発生していないけど健康でもない状態でいわゆる未病です。
この未病の状態だと無理をしたり疲労が溜まるといつ再発してもおかしくありません。
ここから顕在痛に戻らないように潜在痛をケアする、または取り除くことがメンテナンス整体の目的の一つです。
②機能低下の回復
機能低下とは「機能が正常な状態より低下していること」で、症状の改善と機能回復は違います。
症状や痛みがとれても(症状の改善)、筋肉・関節の機能が正常な状態に戻っているとは限りません。
トリガーポイントがある筋肉、関節は機能低下していることが多いのです。
例えば患部(裏もも)を押圧すると膝が曲げられないということがあります。
正常な状態だと押されても筋肉が負けずに膝が曲げられるのですが、機能低下の筋肉では「痛くて曲げられない」「力が入らない」「動かない」「押さえ込まれる」ということがおき。抑制された状態です。
ここでいう筋肉の機能低下は老化現象とは違い、車で例えれば「エンジンは問題ないけど電気系のトラブルで走らない」「錆びついた車軸で動力が上手く伝わらず本来ならば100%ある力がで50%しか力が発揮できていない状態」です。
元々弱い筋力低下ではなく今だけの弱い機能低下なので、この問題を解決すれば筋トレしなくても本来の力が発揮できるようになるのです。
筋肉の機能低下を正常な状態に機能回復することが再発防止には必要なのです。
機能低下の筋肉のままだと「片側ばかり疲れやすい」「関節がずれてしまう」「凝りやすくなり姿勢を維持できない」ことになり、「他の筋肉に影響を及ぼし筋力や骨格バランスの崩れて酷くなる」のでトリガーポイントが再発してしまいます。
筋力や関節機能チェックして、問題のある機能を回復しなければなりません。
メンテナンス整体で行うこと
メンテナンス整体は、施術(手技)+運動療法を組みあわせた施術を行います。
トリガーポイントを解しながらエクササイズすることで筋肉の機能回復ができるのです。
潜在痛をケアする、機能低下の回復するメンテナンス整体は、あなたの体を再発防止と痛みのない体の維持に導いていきます。