【症例紹介】歩行に支障が出るほどの椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛(50代男性)

椎間板ヘルニアによる痛み・シビレで生活に大きな支障が出るようになってしまった50代男性の症例をご紹介します。

目次

来院までのいきさつ

1ヶ月前に引っ越してから右側の腰からお尻の痛みが出るようになり、次第に右すねの痛みとしびれ感を発症。

「着地で足首に違和感」「歩き辛い」「動きにくい」「早歩きができない」「通勤でも気になる」「一日中症状がある」など。

仕事はデスクワークなので影響は少ないが、趣味でウルトラマラソン大会(距離60~100km)のための練習が1か月出来ず。

出場できるか不安で、元気に走れるように戻りたい(年間4~5レースエントリーしたい)ということで、整形外科では椎間板ヘルニアの診断を受けシップ・リハビリ・電気療法などを受けていましたが、効果なく断念。

そしてホームページで検索して当院にお見えになりました。

初回の身体の検査

右肩と右腰が下がり、右側に中心よりもずれていました。

右足がやや短く、前屈動作では床から20cmほど離れて腰の柔軟性がありませんでした。

一番辛いのが脛の痛みとしびれ感で、次にお尻の痛みが辛く、腰の痛みは落ち着いていました。

施術プラン

Aさんの場合は腰痛→坐骨神経痛の流れなので、右・腰・臀部・もも(裏、外)・脛のトリガーポイント(原因の凝り)を見つけて解して、「痛み痺れがなく歩ける」「通勤の違和感もなくなる」「マラソンの練習を再開できる」ことを目指しました。

施術

右上横向きの体勢からアプローチ

すねの症状で一番怪しいお尻の中と小殿筋の押圧から始めました。

脛・親指に再現されるトリガーポイント反応がでました。

そのまますねに近づくように外ももの外側広筋の押圧を行いました。

すねと足首にジンジンする痛みシビレが出ました。

これで今回の症状の原因がどこにあるかを理解していただけました。

患部(すね)の腓骨筋の押圧

脛の腓骨筋の押圧すると、ピーンと外くるぶしまで痛みが走りました。

またここを押すと足首が動かしにくくなりました。

ふくらはぎの腓腹筋の押圧

ふくらはぎの腓腹筋にアプローチすると局所的に強い痛みが出ました。

まら足首がまったく動かなくなります。

これですねとふくらはぎのトリガーポイントが足首の動きが悪くしていることが判明しました。

改善までのアプローチ

トリガーポイントの位置を微調整しAさんに反応を確認することを繰り返していきました。

徐々に脛・お尻の痛み、しびれが軽減してきました。

この様にAさんとのコミュニケーションしながらの施術で原因となるトリガーポイントを一緒に探して解消することで、症状の改善につなげていきました。

4回目の施術で親指のフワフワしたしびれ感だけになり、少しずつランニングを再開することが出来ました。

2→3→4kmと走れる距離を伸ばしていき、5回目にはいつもの10~20kmのランニングも足の痛みしびれもなく普通の状態に戻れました。

Aさんのその後

その後はAさんが心配されていたウルトラマラソン(60~100km)、トレイルランニング(ハイキング、登山コース30~42km)などに元気に復帰されました。

私は5kmマラソンでも「ひーひー」言っているのに超人的なレースに参加して楽しむところが凄いと思います。

当院のコンセプトとして症状を改善して体も心も元気にして好きなことを楽しんで欲しいとの思いがありますので、Aさんの思いに応えられたのがとても嬉しいのです。

Aさんこれからも元気にバイク、キャンプ、マラソンを楽しんでください。

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