【症例紹介】何をしても辛くて休職するしかなかった坐骨神経痛の事例

こんにちは健優館横須賀整体術の橋爪です。

今回は、坐骨神経痛お悩みだった男性の症例を紹介します。

増田洋介様 48歳 会社員 横須賀市小矢部

目次

症状

右坐骨神経痛(お尻・もも・ふくらはぎの痛みとしびれ)

  • 立っているともも裏が引っ張られる感じが最も辛い
  • 歩く・立つ・座るいずれの動作も困難
  • 寝ていても痛みで目が覚める
  • 6日前から休職。横になったり座ったりを繰り返しながら食事している
  • 足を引きずるようになり、腰痛から始まって坐骨神経痛に移行
  • 1分もまともに立っていられない重症状態
  • レントゲン検査では異常なしとの診断

検査所見

  • 前屈は約20度しかできない。右ひざを曲げないと前屈できない
  • 前屈時に裏もも(ハムストリング)の芯が引っ張られる痛みが生じる
  • 骨盤:右下がり・左上がりの傾き
  • 右足が左足よりも約5mm短い
  • 中殿筋の筋力チェック:横向き姿勢での開脚ができず、痛みを伴う機能低下を確認

原因

腰・お尻・裏もも・ふくらはぎの筋肉が疲労困憊の状態で固まり、放散痛を引き起こすトリガーポイントが発生していました。

硬くなった筋肉によって骨盤・股関節・ひざ関節が歪み、可動域が制限されるとともに、坐骨神経が圧迫されることで疼くような痛みやしびれが生じていると考えられます。


解決策

  • 症状の根本となるトリガーポイントや突っ張っている筋肉をほぐし、痛みを解消する
  • 筋肉・関節の正常な動きを取り戻し、機能低下から機能回復へ導く
  • 傾いた姿勢の改善を目指す

施術内容

① 小・中殿筋群へのアプローチ

坐骨神経痛で最も原因となりやすい部位です。殿筋群を押圧すると、すねからふくらはぎにかけていつもの嫌な痛みがトリガーポイント反応として再現されました。

また押圧すると開脚ができなくなり、動きの制限・凝り固まり・筋力低下(機能低下)が確認されました。

② 梨状筋

放散痛は見られませんでしたが、押圧によりいつもの辛い症状が再現される反応が確認されました。

③ 裏もも(ハムストリング)

「裏ももの引っ張られ感が一番辛い」と訴えがあり、腫れ物を押されるような強い痛みが生じました。凝り固まりにより過敏になっており、弱い押圧でも悶絶するほどの反応を示しました。ふくらはぎへの放散も確認されました。

④ ふくらはぎ(ヒラメ筋)

ハムストリング同様に、腫れ物を押されるような強い痛みが確認されました。


改善経過

初回はすべての部位で強い痛みや辛いトリガーポイント反応がありましたが、4回の施術を経て施術時の痛みに慣れてきたとともに、足を引きずる・立つ・座る・横になるといった動作時の辛い痛みが軽減し、日常生活に支障がなくなりました。

【痛みレベルの目安】

レベル状態
10ベストコンディション(痛みなし)
7〜9痛みはあるが日常生活に大きな支障なし
5〜6辛いが無理して仕事できるレベル
3〜4休職するほどではないが非常に辛い
1〜2日常生活に支障があり休職が必要なレベル

来院時:レベル1 → 施術後:レベル7まで回復

お尻から裏ももにかけての激痛はなくなり、ふくらはぎ・足裏に弱いしびれが残る程度となりました。日常生活・仕事への支障はなくなりました。

増田さんのコメント:「毎回話を聞きながら、その日の状態に合わせて施術してくれたのが本当に良かったです。本当に助かりました」


再発予防

メンテナンス

今までの生活習慣が症状の一因となっているため、痛みが落ち着いた後も月1回のメンテナンスを推奨しました。痛みになる前の段階(未病)でのトリガーポイントケアが目的です。

セルフケア

凝り固まりやすいお尻・もも・ふくらはぎに対して、テニスボール等を使ったボールマッサージを指導しました。日々の疲労蓄積を防ぐセルフケアとして実施していただいています。

コンディショニング

こわばりにはストレッチ、動きが悪い部位にはエクササイズを取り入れ、スムーズな動きを促します。姿勢・関節のバランス・筋力を整えて良い状態をキープするための運動を動画でお伝えしました。

(例えるなら、車のオイル交換やタイヤの空気圧チェックのような定期点検です)

運動習慣

自分が楽しめる運動を見つけて継続することをお勧めしました。運動により体力がアップし、身体の異変に早期に気づきやすくなります。


日常生活の注意点

  • 同じ姿勢を続けない(座りっぱなし・立ちっぱなしを避け、30分に1回は姿勢を変える)
  • 腰を曲げたまま動かない
  • 洗顔・靴下の着脱・物を拾う際は、腰だけを丸めるのはNG。股関節から動くことを意識する

まとめ

まともに歩けず休職するほど重症だったにもかかわらず、わずか5回の施術で日常生活に支障のない状態まで回復しました。これは想定以上の早期回復です。

「本当に良くなるのか」という不安もあったことと思います。しかし、施術でトリガーポイント反応を一緒に確認しながら原因をひとつひとつ解消していく取り組み、そして増田さん自身が施術に積極的に参加してくださったことで、一体となって回復を目指す時間となりました。

セルフケア(ボールマッサージ・ストレッチ)も積極的に実施され、自分の体と向き合い続けてくださったからこそ、早めの回復につながったと感じています。

「施術 × 本人の意志と行動」この両輪がそろったとき、回復は一気に進みます。

施術はあくまでもきっかけに過ぎず、本当に体を変えるのは日常でのお客様自身の行動です。

一緒に体を理解し、一緒に整えていく——その大切さを改めて教えてくれたケースでした。

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